選べない彼女

似たタイプが過去に友人としていました。
もちろん個人差はありますが、意見を言えない人は「意見を出さない」のではなく「本当になんにも意見がない」ことが多いです。
究極的には自分の意思がありません。
彼女さんはACか何かですか？
ご本人の意思とは関係ない場所、つまるところ家庭環境や育った環境、あるいは両親に問題がある場合が多いです。

的外れだったら申し訳ないのですが、日頃から自分の意見を伝える、自分の意思や感情を出してこない（協調ばかりであんまり出さない）のであればまさしく「自分の意見がない」のだと思われます。
「自分がどうしたいか」よりも「（これを選んだら）相手はどう思うか」「相手の顔色はどうなるか」を基準として選ぶので、いざ「自由に選んでね。私は何でもいいから」と反応丸投げで放り出されると「相手の反応」という答えがなくなるので混乱するのです。

仮にACだったり家庭環境に問題があった場合、選択肢って「自分が好きなものを選ぶ」のではなく「相手が思っている正解を選ぶ」行為です。
例えば「なんで私が怒ってるのか分かってる！？考えを言ってよ！」って言ってる相手って「その人の考え」ではなく「自分がなぜ怒っているのか当てろ」って強要してますよね。
極端な例ではありますが、幼い頃からこういう怒られ方、叱られ方をする人に多く見られる傾向です。

仮に上記に当てはまらなさそうであれば「責任を負いたくない」というのが挙げられます。
「Aを選んだらつまらなかった」「彼女を退屈させてしまった」「罪悪感を感じる」
これが耐えられない人、こうやって考えてしまう人もいます。

彼女さんがどういったタイプなのかが分かりませんが、もしも前者なら根気よく安心感を与えるしかありません。
何を選んでも否定しない、肯定すること。

後者であればしんどすぎるので別れましょう。

言い方悪いですが、「好きなように教育ができる」と思えば楽しいかもしれませんね（笑）
確かに彼女さんのように生きていれば、極力人と衝突しないし、楽なんでしょう。
あとは、私の周りで言うと上にお兄さんお姉さんがいる方だと
末っ子甘えん坊気質というか、そうなりがちだったりします。
そういった育った背景も考えてみると、より彼女さんを理解できるのかもしれませんね。
確かにお兄ちゃんおねえちゃんいたら、決めてくれちゃうもんね～って。

主張が強すぎる方より、伸びしろありますよ。
ゆっくりでも選択することを学ばせる、練習させる、
自分でもっと感じたり思うことをして欲しい旨をきちんと伝える。
人間なのだから、感じる心はあるはずです。
今はそこがちょっと鈍っているというか眠っているだけだと思います。

意思のない感じが生理的に無理になって来たら、潮時かもしれませんが、
好きな気持ちがあるならやってみる価値はあると思います。