レズビアンの好きなクィア映画TOP65
- ガチレズ!
今回は全国のレズビアンに『好きなクィア(同性愛要素を含む)映画』を聞いちゃいました!
たくさんのアンケート結果から、投票数の多かった順にランク付けしちゃいます♪あなたの好きな映画はランクインしましたか?
第1位 モンスター
【みんなの好きな理由】“モンスター”と呼ばれた、アメリカ初の連続殺人鬼アイリーン・ウォーノスの実話の映画化。身勝手で残酷極まりないアイリーンだが、劣悪な環境で育った人間は、こんな風に人生を転がり落ちていくのかと、その姿は惨めで悲しくて胸がつまるほど。主演のシャーリーズ・セロンは、体重を13キロ増量し、メイクで顔も激変させて、アイリーンを熱演。気味が悪く、汚らしいその姿は、かなりショッキングで、美をかなぐり捨てたセロンには圧倒されること必至だ。セロンは本作でアカデミー主演女優賞を受賞。
同性愛という要素が重要な役割を持つ内容でありながら、「同性愛」そのものを殊更に特別視して描いていないところが好きです。あとは、重たい内容ですがそれが好き。シャーリーズ・セロンの役作りや演技も見どころです。実在する連続殺人犯の話なので、キレイな女の子が出てきてキュンキュンできるような内容ではありません。ひとりの娼婦だった女性が、どうして連続殺人犯になったのかを描いています。誰かを愛し、愛されたいと願っていたアイリーンがセルビーと恋に落ちて愛を知り、彼女と生きていくために必死にもがいて、その結果として連続殺人犯になってしまう。決して明るくありませんが、深く考えさせられる映画です。(am/フェム/20代前半)
第2位 LOVE MY LIFE
やまじえびねの同名コミックを原作に、ガールズ・ラブをソフトに描いた青春ラブストーリーの秀作。
18歳のいちこ(吉井怜)はエリー(今宿麻美)と恋に落ち、それをパパ(石田衣良)に報告するも、それをすんなり受け入れてもらえる。実はパパはゲイで、亡きママはレズビアンだった。いちこは周囲の偏見にもめげず、好きな相手がたまたま同性であるだけという自然な気持ちに正直に、エリーとの愛をまっとうしていく。その姿をまるでお菓子のようにスイートなタッチで可愛らしく描いているところが本作の妙味で、観る側もその世界観にすんなりと入り込み、素直にいちこを応援することができる。
【みんなの好きな理由】
女子高時代にノンケの友達2人と泊まった時にこの映画を見て、ノンケの2人が女の子に目覚めたんです。その夜何があったかはご想像にお任せします(笑)(まめ/フェム/10代)この映画は見ていて楽しいし、何より可愛い作品だと思います。(moonmirror/中性/30代前半)なかなかハッピーエンドが少ない同性愛映画の中で、この作品は爽やかで見終わったあと清々しい気持ちにさせてくれる。(HANA/フェム/20代後半)主演の二人がめっちゃ可愛い!(エリイ/フェム/20代前半)ハッピーエンド!最高~☆(にゃにゃ/フェム/20代後半)相手に求めるだけじゃダメで、各々自分自身で頑張る姿を描いている。お互いに高め合える関係って大事だと思う。(しずーる/フェム/20代前半)
第3位 ショー・ミー・ラヴ
本国スウェーデンで、『タイタニック』を超える観客動員数を記録。平凡な田舎暮らしにうんざりする少女エリンと、学校で浮いた存在の少女アグネスの青春模様を描く。
【みんなの好きな理由】
思春期の女の子の姿がとても自然に描かれた映画だと思う。ラストがとっても好き!(ココ)前向きになれる映画だから。ちょっぴり辛口なのもイイ!(さーや/20代後半)最後のエリンの決断がカッコイイ。とにかくラストが素敵です。(MOGU/フェム/20代後半)エリンとアグネスの2人キャラクターが魅力的!こんな子いるいるって感じ(笑)ハリウッド的な作品に飽きた人に特にお勧めしたいです。とても心が癒されます。(マギー/30代前半)十代の女の子同士の惹かれあう気持ちがとっても良く描かれていると思う。最後スカッとする!!(ぷぅ/フェム)元気になれる青春映画♪ピュアな気持ちを思い出させてくれる(YOU/30代前半)
第4位 翼をください
「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ主演で贈る、カナダ・トロントの寄宿学校で起きた衝撃の事件を映画化した実話ドラマ。3人の少女たちの禁じられた愛を描く。
【みんなの好きな理由】
同性愛者の現実に起こりえる状況で、2人の気持ちがどちらもよくわかる。 切ないが、とても綺麗な映画だなと思った。(中性/30代前半)ポリーとトリーは愛しあいつつも、トリーは親や世間の目を気にし、やがて同性のポリーから離れていく。それでも、ひたすらトリーを諦めず、ひたむき過ぎる行動に出るポリー・・・ラストはもうやり切れない思いに泣くしかない。 (Y/フェム)思春期の同性愛を描いているが、この感情は大人になっても同じだと思う。世間体、お互い愛しているのに受け入れられない愛、苦しい葛藤・・・主人公の感情は切なく胸に響く。そして衝撃のラスト。(ロミ)
第5位 ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
東西冷戦時代に性転換手術をして東ドイツからアメリカへとやってきたヘドウィグは、手術のミスで残された股間の「怒りの1インチ」に苦悩し続けながらも、ロックシンガーとして活動を続けていくが…。
あのデヴィッド・ボウイも大ファンだというオフ・ブロードウェイの大ヒット・ミュージカルの映画化。舞台同様、映画版でも脚本・監督・主演を務めるジョン・キャメロン・ミッチェルの、あらゆる性や思想の別を超越させての魂の叫びが、ストレートに観る者の胸を打つ。自曲を盗んでスターとなった恋人のコンサート会場付近でライヴを行う、ヘドウィグの怒りと哀しみが入り交じった熱唱に涙してしまう。見かけは派手だが、実はエモーショナルな温かさに満ちあふれた秀作。
【みんなの好きな理由】
愛とは何か、愛するとは何か、単純でポピュラーな問いかもしれないけれど、この映画を観てようやく一歩答えに近づけたような気がしたからです。自分を認めていくことの大切さも。(B/フェム/20代前半)まさにロック!映像・音楽・ストーリーどれも最高!頭をからっぽにして感じるままに観て欲しい!この映画を観れば、それぞれが何かしら得られると思う。(みんみちゃん/フェム/20代後半)
第6位 マルホランド・ドライブ
鬼才デイヴィッド・リンチ監督が贈る、カンヌ国際映画祭監督賞に輝いた衝撃のミステリー。
濃厚な闇に覆われた真夜中の山道を走る1台の車。やがてぼんやりとしたヘッドライトに浮かび上がる“マルホランド・ドライブ”の標識。それは一度知ると何度でも味わいたくなる、美しくも妖しいワンダーミステリーへの入り口だった…。
【みんなの好きな理由】
これはヤバイ!映画史に残る最高傑作です!本当に深い・・・さすが鬼才といわれるデイヴィッド・リンチ監督。レズビアンがどうこうってよりも映画として素晴らしいです。(蘭子/フェム/20代後半)難解です。一度見ただけでは全てを理解できないです。そして色々な解釈ができる。何度も見たくなる映画です。(あゆ/フェム/20代後半)見終わったあと何が何だかわからないって人は多いんじゃないかな?一度見て内容を理解できた人は天才かも(笑)あまりにも斬新なストーリー展開でレズビアン映画って感覚はほぼなく見てしまいますね!(MIHO/フェム/30代前半)
第7位 四角い恋愛関係
4人の男女が繰り広げるラブコメディ。レイチェルとヘックは幸せいっぱいのカップル。ところが挙式日に現れたある男女との出会いにより、夫婦になったばかりのふたりの恋は思わぬ方向へ展開する・・・。
【みんなの好きな理由】
ハッピーエンドなレズビアン映画はいい♪(ちか/フェム/30代後半)私も彼氏がいるのに女性を好きになって・・・と似たような状況で悩んでいた時に見たんですけど、凄く先のことが考えられるようになりました。とても良い作品です。(MARI/フェム/20代後半)キュートなビアンの恋愛映画です!二人のデートシーンやキスシーンがラブラブで可愛い!(さや/フェム/30代前半)ユーモアもあって、前向きで、レズビアン映画では珍しくとても後味の良い爽快な作品でした。(シロ/中性/30代前半)面白かった!(けい/中性/40代前半)
第8位 素顔の私を見つめて・・・
同性愛者であることを隠し、愛する女性を心に秘め苦悩の日々を送るウィル。そして、彼女の母もある問題を抱えることになり…。
感動的なアジアン・スタイリッシュ・ムービー。
【みんなの好きな理由】
中国系アメリカ人の家庭を舞台に、レズビアンの娘とその母との歩み寄りを描いた映画で、全体的にコミカルで楽しいのに、深くて、切ない部分もあって良かった!監督がレズビアンということもあり、カップルにリアリティーがあったし、母親のキャラも良かった♪(K子/フェム)同性愛をテーマにした映画は重かったりしますが、軽いノリで見られて楽しかった。(MOW/20代後半)
第9位 バタフライ・キス
破滅的な女性と純真な女性、対照的な2人の心の交流を、愛と狂気に導かれた危険な旅を通して描いた、イギリスの俊英マイケル・ウィンターボトムの初監督作品。
【みんなの好きな理由】
女性2人の殺人ロードムービーなんだけど、モンスターとは全然切り口が違います。二人だけの破滅的でピュアな世界観が好きです。なにやら聖書の内容がよくでてきているので、宗教的な意味合いが理解できると色々な解釈ができてもっと面白いかも。(しず/中性/20代後半)映画は淡々とした落ち着いたトーンで描かれていくのだけど、過激な内容です。どんどん堕ちていく主人公の二人に目が離せませんでした。自分の中では衝撃的な映画でした。カメラワークや音楽の使い方なんかもいい。(かんな/フェム/30代前半)魅力的ではないし、美しくもない二人の主人公だけど、いつの間にか二人のことが愛おしくなっている自分がいました。(みゆ/フェム/20代後半)儚くも切ない二人の世界は、理解しづらいんだけど、どこか美しいです。あと、映画に使われている曲がいいです。(レイ)決して名作とはいいませんし、感動ある作品とは言いませんが、とても印象に残っている映画です。(JUN/ボーイッシュ/20代後半)
第10位 荊の城
“このミステリーがすごい!”海外編第1位に輝く、サラ・ウォーターズ原作のTVムービー。
裏切りが裏切りを呼ぶ・・・仕組んだのは、淑女か悪女か?19世紀半ばのロンドンが舞台の重厚かつスリリングなレズビアン映画です。一部と二部で分かれている長編ですが、とても見やすく一気に見てしまうでしょう。ハラハラドキドキできること間違いなし!!
【みんなの好きな理由】
重厚でエキサイティングなレズビアン小説『荊の城』を映画化した作品なんですが、原作ファンもそうでない方も非常に楽しめる作品になってると思う!面白い小説を読みすすめているかのように途中でやめられなくなります!(カーチャ/フェム/30代前半)レズビアン映画としてだけでなく、ミステリーとしてよく練られたストーリーで楽しめる。(ゆう/フェム/30代後半)
第11位 ウーマン ラブ ウーマン
異なる時代に同じ家に住んでいた3組のレズビアン・カップルの愛の姿を描いたオムニバスTVムービー。
1961年の第1話は、長年連れ添った恋人を亡くし、独りになった老女の哀しい生きざまを、第2話はフェミニズム運動を背景に、女子大生リンダが男装のエイミーに惹かれていく姿を、そして2000年の第3話は、子どもを持ちたいがゆえに精子バンクに足を運ぶカップルの騒動を描いていく。それぞれが性別を越えた愛そのものに言及し、社会一般の差別にもメスを入れており、決して興味本位で取り扱ってもらいたくない真摯な作品に仕上がっている。
【みんなの好きな理由】
“レズビアン”という存在を複数の角度から描く社会派オムニバス。レズビアンカップルの姿を真摯に描いた作品だと思います。(SAYURI/フェム/30代後半)
第12位 ブエノスアイレス
アルゼンチン。旅の途中で知り合ったウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。幾度となく喧嘩と別れを繰り返してきたこのゲイ・カップルは、やり直すためにイグアスの滝をめざすが、またもささいなことから喧嘩別れとなる。そしてしばらく後、ブエノスアイレスのタンゴ・バーで働くファイのもとに傷ついたウィンが転がり込んできた…。
香港・台湾と地球の裏側にあるブエノスアイレスを舞台に、男たちの愛の痛みを描いていく。名コンビのクリストファー・ドイル撮影監督による手持ちキャメラや素早いカッティングなど、従来のカーウァイ作品ならではのテイストと、別世界で新たな道を模索しようとする創作者のもがきが混在した、不可思議な魅力を持つ作品となっている。カンヌ国際映画祭最優秀監督賞受賞。
【みんなの好きな理由】
同性愛が凄くリアルに等身大かつスタイリッシュに描かれている。そこには、同性愛を特別視した描写は一切なく、ストーリー自体はストレートカップルにも通じる普遍的なテーマ。そこにゲイカップルを持ってきたことで、より繊細でピュアな作品になっていると思う。主演の二人は美しく、映像のセンスも抜群!ウォン・カーウェイ監督の作品らしく独特の個性があり、本当にカッコイイです。そして、切ない。この世界観が好きな人は何度も見たくなる映画だと思う。(みーたん/フェム/20代後半)
第13位 トーチソング・トリロジー
女装のエンターテイナー、アーノルドは、長年ニューヨークのゲイ・バーで働いている。バイ・セクシャルのエドに裏切られて傷つくアーノルドの前に、誠実でハンサムなアランが現れた。肉体的な関係にうんざりしていたアーノルドにとって、アランのひたむきさはかけがいのないものとなってゆくが…。
1983年度トニー賞戯曲賞、主演男優賞を受賞したブロードウェイの大ヒット作を映画化。原作は主演のハーヴェイ・ファイアステインが書き下ろした自伝的コメディ・ドラマ3部作。ゲイ・ピープルの深い悲しみと苦しみ、そして愛と尊敬を、切なくジャジーなトーチソングにのせて描きだした、心を打たれずにはいられない感動作です。
【みんなの好きな理由】
自分に素直に生きること、それがよく描かれている。そして、バイ・セクシャルの恋人の裏切り、ゲイを理解できない母親との対立、ゲイカップルの養子などセクシャル・マイノリティーなら直面するであろう問題がリアルに描かれていて胸をえぐる・・・!私は冒頭のセリフから心掴まれました。見終わったあと、これから頑張っていこうと前向きになれるし、本当に良い映画に出逢ったと思わされた作品です。(みーたん/フェム/20代後半)
第14位 乙女の祈り
『ロード・オブ・ザ・リング』以前のピーター・ジャクソン監督が、1994年にメガホンを取った衝撃的な名作。
妄想を共有するほど心を通じ合わせた多感な14歳の少女ふたりが、殺人の凶行に駆り立てられていく心理を丹念に追った異色ドラマ。少女たちは粘土人形を中世の騎士に見立てて幻想世界に浸るのだが、この粘土人形が等身大になって踊るなど、P・ジャクソン・テイストのファンタジックかつ不気味な描写が少女たちの幻想世界を彩っていく。思春期特有の熱狂を、P・ジャクソンの妻でもある脚本家のフランシス・ウォルシュが絶妙にすくい取り、胸がヒリヒリするようなダイアログが心に残る。 劇中の出来事は、50年代のニュージーランドで起きた実話がもとになっているというから驚き。映画公開後、米ミステリー作家のアン・ペリーが「少女のうちのひとりは自分である」と名乗りでて衝撃を受けた人も多かった。『タイタニック』以前のケイト・ウィンスレットの強烈な演技も見どころです。
第15位 8人の女たち
1950年代のフランス。雪に閉ざされた大邸宅で、その家に主人が何者かに殺された。クリスマスを過ごそうと集まった家族は、メイドも含めて、8人全員が女。犯人はこの中にいるかも…と、彼女たちはお互いを探り始めるが、どの女たちもトラブルを抱えており、誰が犯人でもおかしくなかった。
フランスの人気女優が大集合した推理仕立ての女のドラマ。豪華な邸宅、カラフルな50年代ファッションなどヴィジュアルは美しく、またドラマにミュージカルシーンを挿入することで、全体的にポップでコミカルな味わいに。しかし、それでも女の怖さが浮き上がってくるのは、フランソワ・オゾン監督の力量プラス、フランス女優の底力! 特にドヌーブとアルダンのからみは、熟女の香りがスクリーンから匂い立つよう。女優たちの濃厚な個性に圧倒される快作です。
第16位 ブロークバック・マウンテン
2006年アカデミー賞監督賞受賞!今は亡きヒース・レジャーの名演が光る傑作。『ラスト、コーション』のアン・リー監督が、60年代の保守的なアメリカ西部で生きる男同士の許されざる愛を描いた人間ドラマです。
第17位 フィリップ、きみを愛してる!
愛に生きる詐欺師の実話を、ジム・キャリー、ユアン・マクレガー共演で映画化したコメディ。IQ169の天才詐欺師・スティーブンは刑務所で出会ったフィリップに恋をし、彼に想いを伝えるために詐欺と脱獄を繰り返す。製作総指揮はリュック・ベッソン。
第18位 ジア 裸のスーパーモデル
トップモデルの世界で脚光を浴びながらも、心の痛みや孤独から逃れるためドラッグ、乱れた性に溺れていく姿を描いた、実在の人物ジア・キャランジの波乱に満ちた人生を描いたエロティック・ドラマ。
実在したモデルのジアを演じたアンジェリーナ・ジョリーが圧巻。華やかな世界のトップに君臨していたヒロインが、薬物依存症になって落ちていく姿を体当たりで熱演。ヌードも持さない大胆さ、微妙な心の変化など、彼女の女優としての底力を見られる1本。
第19位 キンキー・ブーツ
伝統ある靴工場を相続した優柔不断な男が、ドラッグクイーンのローラと出会い男性向けのセクシーブーツ作りに奮闘する姿を描いたハートフルコメディ。
第20位 月の瞳
「私は人魚の歌を聞いた」で知られるパトリシア・ロゼマ監督が贈る、官能的な女性同士の恋愛を描いたドラマ。
女性同士の恋愛を美しく芸術的に描いています。
第21位 ボーイズ・ドント・クライ
ヒラリー・スワンクが性同一性障害者を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞したドラマ。恋人もでき、順風満帆な日々を送るブランドン。だが実は「女」であるという秘密が暴かれ…。
衝撃の実話に基づくセンセーショナル・ムービー!
第22位 Tatto -刺青-
アジアNo.1アイドル レイニー・ヤン×実力派新進女優 イザベラ・リョンの競演!07年ベルリン映画祭テディベア賞を受賞。青く切ない同性愛の行方を描いたドラマ。ネットアイドルの女子高生・小緑は、憧れていた刺青師の竹子と再会を果たす。やがてふたりは互いの痛みを埋めるように惹かれ合い…。
第23位 水の中のつぼみ
少女に恋した少女の淡い性の芽吹きを瑞々しく描いたガールズムービー。
シンクロナイズドスイミングに打ち込む上級生のフロリアーヌに心を奪われたマリー。彼女に近付きたい一心でクラブに入部したが、やがてある噂を耳にするようになり…。
第24位 Vフォー・ヴェンデッタ
「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が製作・脚本を担当。彼ららしく、一筋縄ではいかない、新しい感覚が詰まった「アクション・オペラ」と言ってもいい一作。
まず主人公がテロリストである点が、通常の作品と一線を画す。第三次世界大戦が起こった後の近未来で、仮面をかぶったままの「V」という男が、国家を倒そうとする。Vの手口は非情だが、国家の独裁ぶりが強調され、悪役は国家へシフトしていく。マイノリティが排斥されるエピソードは、ウォシャウスキー兄弟がことさら描きたかった部分だろう。主人公が仮面をかぶったままというのも、最後まで想像力をかき立てる。
「オペラ」と呼びたいのは、チャイコフスキーの「1812年」や、ジャズの「クライ・ミー・ア・リヴァー」が効果的に使われているから。ロンドンの街をバックにした激しいアクション場面など、妙に荘厳で、ゴージャス感さえたたえているのだ。
さらに「マクベス」「ファウスト」などが引用される奥深さも本作の魅力。
Vに救われるヒロイン役のナタリー・ポートマンは確かな存在感で、スキンヘッドに剃られる場面にも自ら堂々と挑んでいる。
第25位 トランスアメリカ
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞、アカデミー賞主演女優賞、歌曲賞ノミネート。その他数多くの映画祭でも主演女優賞、脚本賞などを受賞。
幸せをさがす、自分らしさを大切にするすべての人々の心に贈るユーモラスでハートフルな話題作!
性同一性障害と親子の絆をテーマに、ロードムービー風に描いた異色の傑作です。
ブリーは男性だが、肉体に違和感を覚え、女性になるための手術を控えていた。そんな彼の元に、逮捕された息子を引き取りに来てくれと連絡が入る。じつは、かつてブリーは結婚しており、そのときにトビーという息子ができていたのだ。
ブリーは、教会の職員(もちろん女性)だと偽ってブリーと面会し、彼を養父の家へ送り届けようとする・・・。
第26位 バッド・エデュケーション
1980年のマドリードで、映画監督エンリケのもとに、少年時代に神学校で一緒だったイグナシオが現れる。当時の思い出を脚本にしたというイグナシオだが、その言動は怪しい…。現在の男2人の確執に、イグナシオの脚本を映像にした部分、さらに神学校時代が交錯し、切なさと衝撃の混じり合ったラストへ向かう野心作。
イグナシオ役、ガエル・ガルシア・ベルナルが、ときに謎めき、ときに妖しげな演技で観る者を惑わせ、艶めかしい女装姿も見せる。少年時代の愛の思い出に翻弄されるエンリケの視線には、アルモドバルの視線がダブり、要所でのエロティックな映像がドキドキものだ。少年同士の絆と、現在の男たちの関係に、鮮やかなコントラストを放たせ、神学校の教師も含めた禁断とも言える愛を、濃密な人間ドラマとミステリーに仕立てる手腕は、アルモドバル以外には不可能だろう。トリッキーな映像の効果もあって、何度でも観直したくなる。
第27位 真夜中の弥次さん喜多さん
「ピンポン」「GO」「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」などの脚本を手掛けてきた宮藤官九郎が監督として手腕を振るった話題の作品。どこまでも爽やかな青春ロード映画。出演は長瀬智也、中村七之助。
第28位 キッズ・オールライト
演技派俳優陣が魅せる、少し変わった家族の愛情を描いた感動のヒューマンドラマ。
女性同士のカップル、ニックとジュールスは同じ精子提供者の子供であるジョニとレイザーの4人で暮らしていた。ある日、成長した子供たちが医学上の父親に興味を持ち始め…。
第29位 めぐりあう時間たち
3大アカデミー賞女優が夢の共演。
3つの時代に生きる3人の女性の人生を鮮やかに切り取った衝撃の感動作。
2003年アカデミー賞受賞最優秀主演女優賞受賞、全9部門ノミネート作品。
レズビアンが主題ではないのですが、必見の一本です。
第30位 バウンド
「スピード・レーサー」「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟衝撃の監督デビュー作。マフィアの金を奪おうと計画する二人の女を描いたクライム・サスペンス。
本作は、レズビアンについて必要以上に特別視していないところが良い。主演の二人も美しく、レズビアンとしてもリアルによく描かれている。レズビアン物としても、クライム・サスペンスとしても一級品の映画。
第31位 BLOW DRY シャンプー台のむこうに
イギリス・ヨークシャーの田舎町を舞台に、母親が女性と駆け落ちしバラバラになった美容師一家が、全英ヘアドレッサー選手権出場をきっかけに再び絆を取り戻していく姿を描いたハートウォーミング・ドラマ。
同性愛そのものが全く悪者扱いされておらず、さらりと描かれているところも良い作品です。笑って泣いて、最後にしみじみできる、温かいコメディとしてもとても楽しめます。
第32位 彼女を見ればわかること
LA郊外に暮らす5人の女性、老母を介護する女医(グレン・クローズ)、不倫中の銀行支店長(ホリー・ハンター)、ひとり息子に愛情を注ぐシングルマザー(キャシー・ベイカー)、盲目の妹(キャメロン・ディアス)をもつ女刑事など…の人生の転機を描いたオムニバスストーリー。
「アリーmyラブ」のキャリスタ・フロックハートがレズビアン役で登場しています。映画のメインテーマというわけではないのですが、オムニバス風に語られていく中のいち主人公がたまたまレズビアンという設定。
じわじわと心に染みてくる一本です。
第33位 ブラックスワン
ナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したサスペンス。
N.Y.のバレエ・カンパニーに所属するニナは、新作「白鳥の湖」でプリマを演じることに。役作りに没頭する彼女は極度の混乱に陥り…。
本作では、ナタリー・ポートマンが衝撃的なレズビアン・セックスシーンに挑んでいる。また、レズビアン・セックスだけでなく、自慰行為、バレリーナの野望、麻薬摂取、自傷行為などハードなシーンが多く、ナタリーが体当たりで狂気に満ちた役を演じている。
第34位 4分間のピアニスト
ドイツが!そして世界が絶賛!!斬新なストーリーと圧倒的なピアノ演奏で綴る感動ドラマ。無実の罪で囚われた天才ピアニスト・ジェニーと、残りの人生を賭けて彼女を指導する老ピアノ教師・クリューガー、二人の女性の激しくも暖かい魂のぶつかり合いを描く。
レズビアン映画としても、さらにその枠を超えた「女性同士の絆」を描いた映画としても必見の一本です。
第35位 ウエルカム! ヘブン
魂の数が激減し、破滅寸前の天国を救おうと、美しい使者ロラが地上に降りてきた。彼女のターゲットはあるボクサーの魂。しかし、天国など破滅させてしまえと、地獄の使者カルメンが邪魔をしに地上へ。現世で天国VS地獄の闘いが始まるのか?
キュートなイメージの役が多いペネロペ・クルスが地獄からの使者を演じる。これが意外にもハマっていてウマイ。小悪魔的なワルの魅力を存分に披露し、天国からの使者を演じるスペイン女優ビクトリア・アプリルを完全に食っている。ペネロペの女優としての演技の幅の広さを見られる作品だ。天国はフランス語、地獄は英語、地上はスペイン語と、3つの言葉が交錯するアイデアもユニーク。スペイン産の一風変わったファンタジー映画です。
随所にレズビアニズムほのめかされています。
第36位 バグダッドカフェ
文句なしに映画ファンをうならせる傑作。
舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。
本作は砂漠のように枯れ果てた人々の心に、たっぷりの水で潤いを与えてくれる映画である。砂漠色の黄色を基調に描いた映像には夕暮れ時の物憂げさがあり、バックに流れる名曲「コーリング・ユー」はひたひたと静かな感動を呼び覚ます。この歌が軽快なリズムに変わっていくにつれ、ジャスミンの魔法は花開き、人々に笑顔が戻っていく。ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの印象が強烈だ。1987年、西ドイツ作品。
第37位 フライド・グリーン・トマト
20~50年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理に賑わうカフェを切り盛りする2人の女性をめぐる出来事を、現代のジョージア州の老人ホームで、老女が中年女性に語って聞かせるという形で描く人間ドラマ。
退屈な日々を送る中年主婦のエヴリンは、知り合いの見舞いで訪れた老人施設でニニーという明るい老女に出会う。彼女の話す物語に夢中になったエヴリンは、施設へ通うようになり…。
原作における同性愛描写は、映画版ではほぼカットされ「親友同士」として描かれているが、同性愛的なものを感じることができる。
第38位 ナチュラル・ウーマン
松浦理英子の同名小説を佐々木浩久監督が映画化。3人の女性の同性愛を超えた純粋な愛と性を描く。
マイナー雑誌の漫画家・容子(嶋村かおり)は、バイト仲間の百梨子(中島ひろ子)に惹かれるが、心を開くことが出来ない。容子はかつて同人時代のサークル仲間・花世(緒川たまき)とつきあっており、その過去から縛られたままであった……。
第39位 譜めくりの女
あこがれと絶望、愛と憎しみが交錯する、官能的なサスペンスドラマ。!!女流ピアニストに近づく美しい女の目的とは…?!
第40位 ベッカムに恋して
厳格なインド人の家庭に育った、サッカーとベッカムが大好きな18歳の女の子ジェス。ある日地元の女子サッカーチームの選手、ジュールズに誘われチームに入る。ジェスは両親の反対、恋に友情に悩みながらもジュールズと共にプロサッカー選手を目指す。パーミンダ・ナーグラ主演で贈る青春サクセスストーリー。
厳密に言うとレズビアン映画ではないのですが、レズっぽく見えるキャラクターというのは出てきます。そして、そのレズ疑惑に対する周囲の反応がなかなか面白く描かれているところに注目です!
第41位 卍まんじ
谷崎潤一郎の同名小説の映画化。レズビアンの女ふたりと、一方の女の夫との奇妙な三角関係から映し出されるエロチシズムを、戯画的に捉えたセックスで描く。
小悪魔的な魅力を持つ樋口可南子と、これに応える高瀬春奈のレズシーンが話題になった。
第42位 恋のミニスカウエポン
注目の若手女優総出演で贈るラブコメディ。才能あふれる4人の女子高生で構成される国家防衛エリート集団“D.E.B.S.”は、凶悪犯・ルーシーを追い詰めるが…。
低予算のB級映画でありながら、女のコ同士の恋愛をキュートに肯定的に描ききってみせた素敵なバカ映画♪思春期の女のコ同士のキュートな恋愛模様が見たい人におすすめ。
第43位 Go!Go!チアーズ
優等生でチアリーダー、アメフト部の彼氏あり。どこから見ても普通の女子高生だったはずのミーガンは、ひょんなことから“同性愛矯正キャンプ”送りになってしまう。
ところが逆にキャンプで出会った少女と恋に落ちた彼女は、“本当の自分”をそこに見出してしまうのだ。キッチュでカラフルな色使いや、ジェンダーに関する危ういジョークを交えながら贈る傑作胸キュン・ラブ・コメディー。
第44位 櫻の園
吉田秋生の同名コミックを中原俊監督が映画化。恒例の演劇部公演「櫻の園」を2時間後に控えた私立櫻華学園。ところが、3年生の杉山紀子が喫茶店で他校の生徒と煙草を吸って補導されたことから、部員たちの間では上演中止の噂が飛び交い始める・・・。
キネマ旬報日本映画ベストワン他90年度の各映画賞を圧巻、いまや日本映画史に残る傑作としての地位を確固たるものとしている。
レズビアンというよりは“百合”の金字塔的映画です。
第45位 TOPLESS
レズビアンの切ない恋模様をリアルなタッチで描いたガールズムービー。
「女好き」を自認する女子大生のナツコは、恋人を失った寂しさを紛らわすため、ナンパに明け暮れる毎日。一方、ナツコの元恋人・トモミは、生まれて初めて男性と付き合うが…。
第46位 スイミング・プール
『8人の女たち』のフランソワ・オゾン監督が対照的なふたりの女の駆け引きを描いたサスペンスミステリー。
作家のサラが執筆活動をしていた別荘にひとりの美女が訪ねる。最初は彼女を嫌っていたサラだが、次第にその不思議な魅力に取り付かれ…。
レズビアンものとは違うと思われる人もいるかもしれないが、"羨望""嫉妬""情感""興味"といった女が女を観る眼として、それを完全に否定することはできないだろう。
第47位 藍色夏恋
台湾青春映画の名手と期待される、イーツーイェン監督が贈る、17歳の恋愛を通して青春の一ページを爽やかに描いたラブストーリー。
親友を好きになってしまった女の子のピュアな恋心と成長を見事に描ききっている。自然で優しい雰囲気に包まれた爽やかな作品です。
第48位 blue
高校生の桐島カヤ子(市川実日子)は、不思議な魅力を持つひとつ年上の同級生・遠藤雅美(小西真奈美)と知り合い、やがて彼女のことを想うようになり、キスまで交わす仲になるが……。
魚喃キリコ原作の漫画を映像化。主人公の女子高生、桐島カヤ子が、同姓の同級生にあこがれる姿を描いた青春ドラマです。
第49位 花蓮の夏
アジアのトップクリエイターらによる斬新な映像で、同性愛を絡めた男女3人の三角関係を綴った青春ラブロマンス。
台湾・花蓮に暮らす幼馴染みのジェンシンとショウヘン。高校生になったふたりの前に、ある日孤独な少女・ホイジャが現われ…。
第50位 プリシラ
世代も生き方も違う3人のドラッグ・クイーン。オーストラリアの砂漠の真ん中にあるリゾートでショウ出演をするために『プリシラ号』と命名されたバスで旅に出た。それぞれヘビーな問題を抱えた3人、毒舌の喧嘩が始まったり、遭難しそうになったりの大爆笑の珍道中。小さな町での偏見で、信じられないくらいひどい目に遭いながらボロボロになる彼等。でも決してめげることなく、3人は夢をひとつひとつ実現してゆく――。
80年代ディスコ・ミュージックが満載!笑いと涙の感動、傑作エンターテイメントです!!
第51位 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
30代の独身女性を描き大ヒットした、レニー・ゼルウィガー主演によるロマンティックコメディの続編。幸せな日々を過ごしていたブリジットだったが、マークに浮気疑惑が持ち上がり…。
実はさらっと描かれている“レズビアン”。英国の同性愛者に対する偏見の無さを象徴するかのようです。
第52位 さらば、わが愛~覇王別姫
京劇養成所で兄弟のように育ったシャオロウとティエイー。日本統治、第2次大戦、文化大革命…時代に翻弄されながら、愛に、舞台に生きる人々の悲恋を描く。
同性愛映画とはいえないかも知れませんが、「男と女が男を取り合う」という奇妙な三角関係と、中国らしく壮大なスケールで見応えのある映画です。主人公のもどかしい恋心が、見ていて切なくなります。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、日本でも大ヒットを記録したチェン・カイコー監督による感動作。レスリー・チャン、コン・リー共演。
第53位 苺とチョコレート
1980年代のキューバを舞台に、革命を支持する大学生と、反体制派のゲイの男性との友情を描いた名作ドラマ。
恋人に結婚されてしまい、しょげながらひとりチョコレート・アイスクリームを食べていた共産主義者の大学生ダビドは、そこでイチゴのアイスクリームを食べるホモ・セクシュアリストの芸術家ディエゴと知り合った。はじめはディエゴを嫌悪していたダビドだったが、次第に彼のピュアな人間性に惹かれていく…。
同性愛に対する偏見の強いキューバでは、イチゴは同性愛の象徴であり、そんな暗喩をユーモラスに用いながら、ピリリとした辛さを忘れることなく、問題提起と深みのある人間ドラマを両立させている秀作である。ベルリン映画祭審査員特別賞受賞作品。
第54位 ぼくのバラ色の人生
女の子になりたい7歳の男の子の様子を描いた、ハートウォーミング・ムービー。
7歳の少年・リュドヴィックの夢は女の子になることだった。両親は風変わりな息子を理解しようと努力する。98年ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞受賞作。
第55位 ぼくを葬る
『スイミング・プール』のフランソワ・オゾン監督によるヒューマンドラマ。
フォトグラファーでゲイのロマンはある日突然、余命3ヵ月と宣告される。絶望に打ちひしがれながらも、彼は残りの時間を自分なりに生きようと決意するが、偶然出会った女性に子どもを作ってほしいと頼まれ当惑する・・・。
メルヴィル・プポーが体重を減らしながらロマンを熱演するが、表情は極力抑えられ、つねに穏やか。その瞳の奥のまた奥に悲しみが潜み、観ているこちらは胸が痛くなる。
オゾン映画らしいショッキングなラブシーンもあるが、根底には自分の子孫を残したいという人間の本能に迫るテーマが流れ、共感を誘うのだ。この点もオゾン映画では異例。子ども時代の記憶、ジャンヌ・モロー演じる祖母との対話など、要所に心を締めつけるシーンを盛り込んだ構成がうまい。荘厳なほどに美しいラストシーンからは、人生への賛歌も感じられ、余韻がいつまでも続く。
第56位 ハッシュ!
二人のゲイ男性と一人の女性。新しい「家族」の可能性をさぐる、21世紀的子作り宣言。
カンヌ映画祭で大反響を呼び世界各国で公開された涙と笑い、感動の話題作。
「渚のシンドバッド」の橋口亮輔監督が贈る、満たされない心を抱える3人の男女の人間模様をコミカルに描いたヒューマン・ドラマです。
第57位 後悔なんてしない
韓国ではタブー視されていた同性愛をリアルに真正面から描いた衝撃のラブ・ストーリー!!
田舎の孤児院から上京してきたスミン。だが都会で待っていたのは一日中仕事に追われる日々だった。そんなある夜、金持ち風のジェミンが部屋に来ないかと誘ってくる…。
第58位 バードケージ
ゲイ・クラブの経営者アーマンドと店のトップ・スターのアルバートは、公私ともに最良のパートナー。ある日突然、息子のヴァルが結婚したいと言いだすが、その相手とは、超保守派の上院議員の娘だった!カタブツの彼らに同性愛が理解できるはずもなく…。
ゲイとして正々堂々と生きてきた彼らが慌てて立場を隠そうとする姿、上院議員の時代錯誤な話、アドリブキング=ロビン・ウィリアムズのコメディセンスなど、どれをとっても爆笑必須。
しぐさや口調だけで「オカマ」を表現しているネイサン・レインにいたっては、おなかが痛くなるほどだ。そして、堅い役柄の多いジーン・ハックマンのあの姿! これだけでも一見の価値アリの作品だ。
第59位 ベルベットゴールドマイン
1970年代に流行したグラム・ロック・ムーヴメントを背景に、あるカリスマ・ロック・ミュージシャンの肖像を描いた作品。
もっと、グラマラスに もっと、スキャンダラスに70’sロンドン、世界を変えられると思っていた・・・ユアン・マクレガー主演、ジョナサン・リス=マイヤーズ、クリスチャン・ベイル他豪華競演のカルト・ミュージカル・ムービー!
ゲイ、バイ、フリーセックスなど、退廃的な世界のオンパレードに魅了されてしまう。ユアン・マクレガーは本作では全裸になり、トニ・コレットも艶やかなベッド・シーンを演じている。
第60位 ウェディング・バンケット
ニューヨークでビジネスを成功させ、市民権を獲得した台湾人の青年・ウェイトン。彼は同性の恋人・サイモンと暮らしていたが、息子がゲイだと知らない両親を安心させるため、中国人の娘・ウェイウェイとの偽装結婚を画策するのだが…。
『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が贈る、ゲイのカップルを扱った笑いの中にも深い感動を呼ぶヒューマン・ドラマ。第43回ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞。
第61位 ミルク
1970年代のアメリカ。マイノリティのために戦った政治家ハーヴィー・ミルク...人生最後の8年間を描いた豪華キャスト・スタッフが贈る最高傑作!第81回アカデミー賞で2部門受賞!作品賞を含む8部門でノミネート。ショーン・ペンは2度目の最優秀主演男優賞を受賞。ダスティン・ランス・ブラックは最優秀脚本賞で初のオスカーを手に入れた。アメリカに“変革”と“希望”をもたらした、伝説の政治家“ミルク”の生涯を描いた話題の感動作です。
第62位 GO fish
レズビアン映画の先駆けといわれる本作。
監督自身が体験した、レズビアンたちの等身大の恋模様を綴ったラブコメディになっています。劇場公開時に、スタッフ・キャストのほぼ全員がレズビアンであることも話題になった作品です。
第63位 モーリス
同性愛に目覚めていく青年の姿を綴った青春ドラマ。大学に入学したモーリスは、上流階級のクライヴに出会い恋愛関係になる。そんな中、旧友のリズリー子爵が同性愛の罪で捕まり…。
1987年ベルリン映画祭銀獅子賞、主演男優賞など数々の賞に輝いた秀作です。
第64位 アナザー・カントリー
美しい同性を愛したことから悲劇は始まる…英国で実際に起こったスパイ事件の中心人物をモデルにした舞台劇を映画化。
パブリックスクールで寮生活を送る同性愛者のガイは、別の寮にいるハーコートに恋をする。しかし、ガイを快く思わない者が同性愛を理由に批判を高め…。
第65位 リプリー
1958年、貧しい青年リプリーは、放蕩息子のディッキーに取り入り、贅沢な生活を満喫するが、やがてディッキーに疎まれたことから彼を殺害。その後リプリーはディッキーに成りすまし、さらには彼の恋人マージの愛も得ようとするが…。
パトリシア・ハイスミスの原作小説でも知られる名作『太陽がいっぱい』をリメイクした話題作。「わかる人にはわかる」ゲイ映画であった前作に比べ、本作は同性愛をより直接的に正面から描いている。