1.FUDGE
“自分のためにおしゃれをする”女性がターゲットなだけあって、色の美しい服を扱っています。
スナップも外国人女性をメインとしているためか「憧れ」度の高い雑誌。
「憧れの年上女性に着て欲しい」「いつかは自分が着てみたい!」など、期待感と羨望の眼差しでうっとり眺めていたいファッションが満載です。
2.Zipper
2000年頃にはCHARAやYUKIが表紙を飾っていたZipperは、モテよりも流行よりも個性を求める「原宿系」「青文字系」の代表格。
性質的に男性に頼る機会がなく、独立心が強いビアンにとっては身近な存在。なんといっても読者モデルがかわいいし、永遠のガーリーがそこにあるから。
少女としての原点を失わず、いつまでもそばに置いておきたいバイブルです。
3.sweet
日本一売れているファッション誌。
イヤミのないファッションが好感度大。付録の別冊や小物もかわいいし、スナップも女心をくすぐられるガーリーな要素が強い。
梨花や吉川ひなのなど、あどけない少女らしさを残したモデルがメインである点にも親近感がある。
クリエイティブな要素はハイファッション雑誌に劣るが、「隠し蓑」をチョイスするにはぴったりの定番アイテムが多くてお役立ち。フェムなレズビアンには必須の教科書かもしれない。
4.装苑
文化出版局の発刊する「装苑」はファッションというよりアートに重きを置くようなスタイルが素敵。
蒼井優にボーイッシュを組み合わせたり、女子二人のウエディングドレスを表紙にしたりと、一筋縄ではいかない視点にぐっとくる。
そこは「性」を意識したファッションとは無縁の世界。
音楽や映画のコラムなども、ビアンの感性にあうようなコンテンツを発信してくれる。
常に最新の情報を提供するというよりは、独創性を提案する姿勢が私たちビアンの視点にぴったりハマるのではないだろうか。
5.haco.
フェリシモの発刊する通販専門カタログ。
通販で洋服?と、侮ってはいけない。平日も休日も着こなしやすい定番アイテムが月替わりで注文できる。
とっておきのオンリーワンも扱っていたりと、見ているだけで楽しい仕様だ。
モデルが素敵なだけじゃなく、スナップセンスが抜群。カップルでお部屋デートをしながら、月替わりのアイテムを選んで、さりげなくおそろいに…なんてこともできそう。
6.小悪魔ageha
言わずと知れた姫ギャル系の専門誌。
「age嬢」として抜擢されたモデルはメディアを通じてタレントとして活躍するようになることも多く、この雑誌の存在そのものが夜の世界の産業におけるコンテンツとして成立している。
キャバ嬢という男性相手の仕事はビアンにとって正反対に位置する存在。けど、様々な事情を抱えながらも笑顔でいる彼女らの突き抜けた明るさから元気をもらっているビアンも多いのでは?
7.LARME
定期化の決まったLARMEはヤバかわいい!cuteでもbeautifulでもない日本の「かわいい」をコンセプトとしている、と言い切るだけに、日本人女性の感性にあった柔らかな色使いのファッションとメイク中心です。
デザインも可愛くて思わず手にとりたくなってしまう。しかもフォトには接近度の高いツーショットも多くてどことなくビアンチック。
企画もモデル同士で洋服をコーディネイトしたり、対談に頁をさいているので、全体的に百合度が高め。
いかがでしょうか?「お気に入りの雑誌がのってない!」なんて思われるかもしれませんが、これはあくまでも一例。
あなたの好きな雑誌、それこそが充分な「ビアンの教科書」です。(by.小雨)