私は高校1年生の時に、初めての彼女が出来ました。
それまで女の人を好きになったこともなくて、こんなに好きになった人もいなくて、いつも揺れ動かされてて、あんなに幸せでドキドキした恋はありませんでした。
学校でも手を繋いで、教室の後ろで2人で音楽を聴いたり、色違いのリュックに幸せを感じたりして
クラスの子には美男美女カップルだーとか茶化されて、心の中で「ほんとうにカップルなんだよ」とか言って
部活終わり、彼女を待って待って二人で帰ったり
修学旅行で一緒のベットで眠ったり、その修学旅行が私の誕生日と被ってて、うさぎのぬいぐるみをくれたりしたり
「これ見た瞬間に、そらだ!って思ってさ、すぐ決めた」って
文化祭では、体育館、いろんな出し物があってる間、彼女の膝に頭をのっけて幸せを感じてた。あの時流れてた、小さな恋のうたは、今でも彼女の歌で
でも、すれ違ってダメになって、それでもまた、よりを戻したり、離れたりを繰り返してた。
高校時代の思い出のほとんどに彼女がいて、私を救ってくれた。
でもやっぱりダメになりました。向き合うことから逃げたんです。たぶんお互い。
しばらくして、彼女に新しい彼女が出来て、傷つくのが怖くなって、LINEを新しくして、もう見なくていいようにしました。
自分のものだけだと思っていたものが、そうではかった、これが一番悲しかったです。
悲しくて切なくて、でも立ち直ったと思ってました。何度かお付き合いもしました。
でも彼女を越える人はいなくて、今でも心の中に思い出の数々が飾ってあるんです。
手も、肌も、目も口も、背の高さも髪も、香りも、今でもぜんぶ覚えてます。
そらの髪の匂いがすき、と何度も言ったから、今だにシャンプー変えれないんです。
でももうきっと届かない。
みなさんこんな思いをしたこと、ありますか?
もういい加減、忘れたいです。